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[コメント] 20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009/日)

かなりケバケバしい映画なんだけど、実際、作者が伝えたかったことは話の裏にある気がする。そういう意味では、微妙に『ガンダム』っぽいのかも?
Pino☆

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ひとこと注釈を付けておくと、☆4は原作も含めて、3部作全体の評価です。

 今、世界では、100年に1度というくらいの物凄い勢いで社会が動いているらしい。日本では、民主党が政権を獲ったが、マスコミは何も変わらないというのが一般的な見方。しかし、その裏側では、激しい権力闘争があり、利権構造も急激に変わろうとしているらしい。表向きには、本当に何も変わらないように見えるのかもしれないが・・・。

 話が変わるが、海の向こうでは、マイケル・ジャクソンの死亡が他殺だったことが問題になっている。日本のマスコミは、相変わらず、殺された理由は医師の金銭的な理由ということで片付け、冤罪らしい児童虐待や、整形手術、子供の血縁問題で騒いでいる。でも・・・、である。マイケルは、実はこれから起こるとされている生物兵器(表向きには新型のインフルエンザ)による大量虐殺の警告をこれから始めるロンドンツアーで行う予定だったそうで、それをされると都合の悪い勢力に、殺されたという日本では全く報道されない話があったりするのだ。

 これを信じるか、信じないかは別にして、権力構造の中では、いくら正しくても権力に逆らえば抹殺される。悲しいけど、これは程度の差こそあれ、どんな世界にでもあることだ。正しいことする人が報われないのは本当に悲しいことだが、現実世界はそうなのだ。

 そんな人達が、巨大な権力に対抗できるのは、やっぱりピュアな心だけなんじゃないだろうか。だから、人はピュアな音楽に激しく反応する。そういう意味で、音楽で世界を救おうっていう呼び掛けはいつの時代でも間違って無いと思う。必ずしも成功するわけではないが、ボブ・ディラン然り、ジョン・レノン然りだ。ただ、こういうことはストレートに言ったら、潰される。虚構の中に微妙に紛れ込ませるのが良いのだ。マイケル・ジャクソン然りである。

 何を書いているか分からなくなってしまったが、映画的には凄く満足感があったかというと微妙だけど、原作者が必死に裏側に込めようとした真意(現実世界の裏側みたいなもの)は何となく理解できた気がした。だから、☆4をつけた。実際には、単なる誤解かもしれないが・・・。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)IN4MATION[*] uyo[*]

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