[コメント] 時計じかけのオレンジ(1971/英)
この映画の旋律が、衝撃が忘れられない。
アレックス達をカッコイイと思うヤツもいるだろうが、別にアレックスをカッコイイとか憧れるとか、そういうわけではない。だが、この映画の数々の描写は中学生の自分にとって大きな刺激を与えた。
冒頭、麻薬入りのミルクを飲むアレックスのドアップから始まり、段々カメラが遠ざかっていくいくことで形が次第にハッキリ認識できる、不気味な女のマネキン。そしてホームレスへのリンチ。レイプ。無修正スッポンポンで叫ぶ女。小説家夫妻への暴行とレイプ。冒頭の15分だけで度肝抜かれた
当初、半分はその描写の程度を見る目的だったが(またもやすみません)、ベートーベンの旋律と共に流れるドルーグとの格闘、そして全編にちりばめられた何かを意識した装飾品、インテリアの数々。妖しさもここまで来るともう芸術として感じてしまうのも不思議だった。
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