[コメント] ザ・デッド 「ダブリン市民」より(1987/米)
ジョン・ヒューストンの最後の最後のカットの比類ない美しさ。このカットで終われば最高だ、と思っている時終わられるのだから堪らない。
『リオ・ロボ』『イノセント』『ファミリー・プロット』『秋刀魚の味』『赤線地帯』...どうして遺作はこんなに魅力的なのだろう。『カリフォルニア・ドールズ』『日曜日が待ち遠しい』そしてフォードの『荒野の女たち』! 或いはこれら全て遺作と知りながら見ているという、つまり郷愁に過ぎないのか。いやいやそんなことは無いはずだ。
この映画は一種の「理想」だろう。映画はかくあるべき、という一つのあり方だし、全ての映画人にとっての「夢の映画」だと思う。
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