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ザ・デッド 「ダブリン市民」より (1987/)

The Dead

[Drama]
製作総指揮ウィリアム・J・クィグリー
製作ヴィーランド・シュルツ・カイル / クリス・ジーファーニッヒ
監督ジョン・ヒューストン
脚本トニー・ヒューストン
原作ジェームズ・ジョイス
撮影フレッド・マーフィ
美術スティーブン・グライムズ / J・デニス・ワシントン
音楽アレックス・ノース
衣装ドロシー・ジーキンズ
出演アンジェリカ・ヒューストン / ドナル・マッキャン / ダン・オハーリヒー / ヘレナ・キャロル / キャスリーン・デラニー / イングリッド・クレイジー / レイチェル・ダウリング
あらすじ1904年のダブリン。雪降りしきるクリスマスの夜。叔母のジュリア(キャスリーン・ディレニー)とケイト(ヘレナ・キャロル)姉妹が毎年開く舞踏会に宴たけなわの頃、遅れてやって来た大学教授ガブリエル(ドナルド・マッキャン)とグレタ(アンジェリカ・ヒューストン)夫妻。更に泥酔した知人の息子フレディ(ドナル・ドネリー)も到着する。そして、多くの男女が集い終始和やかなムードで満たされたパーティも終わりに近づくが…。ジェームズ・ジョイスの短編集「ダブリン市民」の中の「死せる人々」を原作に肺気腫に侵され酸素ボンベ使用で撮影に臨んだジョン・ヒューストンの遺作。 (けにろん)[投票(1)]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5答えは出さずに、しばし心の中で温めておきたい、大切な映画。 [review] (くたー)[投票(4)]
★5ドラマチックというのは、事の大小ではないね。そんなことわかっているつもりだったけど、ささやかなことが、画面の中でどんなにドラマチックなことか。たとえば、クリスマスの雪。銀器の輝くテーブル。年老いた姉妹の美しい微笑み。 (イライザー7)[投票(2)]
★5ジョン・ヒューストンの最後の最後のカットの比類ない美しさ。このカットで終われば最高だ、と思っている時終わられるのだから堪らない。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★5静かに降り積もる雪。じわっーと浸透してくる映画でした。 (れいし)[投票]
★4冒頭、各主要人物の到着と共に室内の空間把握を掴ませる上手さ。階段、洗面所、居間などを人物の移動やピアノの音で書き分けていく。また、舞踏会での、ゆっくりと回転していく踊りや歌の幸福感。食卓を囲んだ論議の数々も魅力的だ。そうした楽しさから一転、終盤は画面を闇が覆っていくが、厭世的な感じは受けず、むしろ諦観に満ちている。ラストシーンの寂寥。その飾り気のなさが美しい小品。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4雪降りしきる屋外と対照される屋内の料理と人いきれの暖かさに目頭が熱くなる慎ましやかな一夜のアイルランド小話。そういう世界では起動した悔恨や嫉妬さえも悠久の時間軸に包まれてゆく。善意と謝意と幾ばくかの諦念でヒューストンが吐露した辞世の句。 (けにろん)[投票]
★4いい映画だとは思いますが、小品なんですよ。人生のちょっとした生と死の切り口。映画的ではない舞台風演出。もっと重い映像も私は見てみたい。 (セント)[投票]
★3いまいちよく分からなかったが、アイルランドへの先入観もあってか悲しく絶望的な映画に思えた。 (ドド)[投票]
★3人物が次から次と現れ、主人公の特定にとらわれてしまいました。アイルランドの心意気、もてなしの 文化が主人公なんですね。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
★3やりたい放題やってきたジョン・ヒューストン監督の最後に相応しい作品といえます。 (黒魔羅)[投票]
★3まさに文芸映画。娯楽性からかけはなれたところにある静かな感動。 (ゆっち)[投票]
Ratings
5点8人********
4点9人*********
3点9人*********
2点3人***
1点0人
29人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
巨匠の遺作に名作なし? (ペペロンチーノ)[投票(37)]英文学のお勉強のつもりじゃなくても (イライザー7)[投票(14)]
地名がついた映画たち。 (TOBBY)[投票(5)]◎ ケルト映画 ◎ (Pino☆)[投票(5)]
<極私的POV>実は見た目と違うんです (くたー)[投票(4)]アイルランドの子守唄 (町田)[投票(4)]
「仏教な映画」をご紹介します。 (Ikkyū)[投票(2)]
Links
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