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[コメント] ピープル・ウィル・トーク(1951/米)

これもさすがにマンキウィッツ、手馴れた演出だ。非常に作り物めいた筋書きなのだが、見せるところは視覚的に見せる。特に前半が良く、解剖学授業で美しい女の死体を登場させ頭巾を取ると長い髪が現れる、なんてドキリとする演出だ。
ゑぎ

 開巻すぐのヒューム・クローニンマーガレット・ハミルトンのシーンも面白い。「シャンダーソン」をキーワードとする謎の提示の仕方が上手い。ただ、全体を通じて色々詰め込まれ過ぎて散漫な感が残る。またケイリー・グラントは伸び伸びと演じているが、ヒロインのジーン・クレインがこゝでもシリアス過ぎて鬱陶しく感じる。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ジェリー[*]

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