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[コメント] シナのルーレット(1976/独=仏)

美しい色遣い。オープニングから目が釘付けになるカッコ良さ。すぐに舞台が別荘の城に移り、大半のシーンがこの邸の中で展開されるが、派手なアクションシーンがなくても、活劇は作れる、という見本じゃないか。
ゑぎ

 後半になるに従って、見せ方も良くなる。それにつれて、テンションが上がる。視線の演出の畳みかけ。人物の画面への出入り。画面の中での人物の動かし方。窓、ドア、廊下と階段、あるいは、鏡やガラス製品の見事な使い方。

 そして縦横無尽なカメラワークこそ特筆すべきだろう。パンニングと、こゝぞというタイミングでのズーミング。360度回転移動。まさに、ミヒャエル・バルハウスが主役の映画。役者たち、主要登場人物8人とも、皆強烈な個性で素晴らしいのだが、撮影の良さが際立っている。

アンナ・カリーナをはじめとする有名俳優も良いが、肘に付ける杖をした少女と、邸の管理人のオバサン、ブリギッテ・ミラが面白い。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)赤い戦車[*]

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