あちらさんは「イマジン」が邪魔だなぁと思ったくらい映像に力があったが、こちらはヘタしたらエンディングの曲の方がシンプルで力あるんじゃないの？と思ってしまったもの。あと画としてグッとくる画も少なかった気がします。これはどうしてもホテル近辺が舞台で移動が少ないのでしょうがないかなと言う気もしないでも無いですが。

オレもペペロンチーノさんと同様に『ゾンビ』っぽいなあと思ったのだけれども、その理由は監督が必要以上に殺戮のシーンを引き気味に撮ろうとしたからではないかと思う。無論そこには監督の「見せたいのはそこじゃない」という意志が働いてそうなっているのだけれども、必要以上に気を使ったせいで逆に『ゾンビ』っぽくなってしまったのではないかと。

だからと言って監督自身が「ひゃっほう！」てな勢いで殺しまくるシーンを撮ってるような映画だったらだったでそれはまた違う意味で問題作になったと思うけれども。