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[コメント] アントキノイノチ(2011/日)

死ぬ時は嫌でも一人なんだから、生きてる時くらい人と関わっていたい、自分を知ってもらいたいし、相手に理解してほしい、そう思わせてくれる作品。ラスト、不満大爆発ですよ→
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 様々な人の死に携わりながら、今生きている自分の事を相手にわかってもらおうとする2人・永島クンとゆきちゃん。

 生きている時くらい人と関わっていたい。自分の過去を知ってもらいたいし、相手の事も理解してあげたい。

 さぁ、生まれ変わった2人のこれからが始まる、と思った矢先の事故。どうして2人を普通にハッピーにしてくれないんだろう。

 主要登場人物の誰かを殺さないと感動作に仕上がらないと思ってるんですか? 数々の遺品整理で人と人との繋がりが大切とか、今、生きてる事の大切さといったテーマは充分に伝わってるんだし、お互いの過去の傷に立ち向かっていこうとする2人の再生物語にしても全然構わないんじゃないですか? たくさんの死の中でを描いておいて最期にやっぱりで終わらせるのって、何か間違ってないですか?

 ゆきちゃんのアルバム開いたら永島クンの写真ばっかりでみたいな、そんな回想シーンとか要らないんですよっ!

「元気ですかぁ?」

ちっとも元気が出ませんよ、こんなエンディングじゃ…

 雨の観覧車、夜の疾走、バスの車窓、海岸での叫び。素敵なシーンはたくさんあったのに…。

 無意味な死でマイナス★1つ。僕は認めません。

★3つです。

(評価:★3)

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