[コメント] オープン・ウォーター(2003/米)
『ジョーズ』と内容的には大差ない筈なのに、何なんだ、この怖さは・・・。昨今、冗長すぎる映画が多い中、必要にして充分な情報量を満たしつつこの尺の短さも良い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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波乗りやってると、ストロングカレントに持っていかれて気付くと僕一人「沖」。
「お〜い」・・・みたいな状況、不慣れな海外のポイントではたまにあるんだけど、そういう経験したことがある人にとってはコレ、かなりマジ怖いと思う。
玩具じゃない鮫。
見えない水面下で「何か」が足に触れる恐怖。
クラゲに刺されただけでもビビる痛さ、パニック。
想像と違う絶望的な結末(ラストにはご本人登場で「いや〜、あの時はもう駄目かと思ったよ」「ホントよ」「片足は義足になっちまったけど、今でもダイビングは楽しんでるよ」みたいなオチを勝手に想像してたんだけど)。
何より実話が「基」になっているという怖さ(まぁ、おそらく実際は2人は行方不明で、鮫に喰われたであろう、とフィンが語るのみだろうが)。
いろんな意味でリアル。
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食い千切られた、と思われる男。
生きたまま「齧られ死ぬ」様。
ラスト、捕らえられた鮫の胃袋から出てくる未消化のフィン。
残酷描写は極めて少ないものの、(クラゲに刺された、とか、小魚が足に触れたなどの)自らの経験より遥かに怖いモノ、としての想像力が身の毛をよだたせる。
作りこまれたホラーなんかより、マジで怖いんですけど。
・・・あまり沖に出るのはやめる。
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