例のナイフシーン（背広の裾をバッと跳ね上げどっかとボスのテーブルに腰掛ける所からね）から完全にツボに入ってしまい、あとは佐藤浩市が登場するだけでクックッと横隔膜が上下しだしました、ははは。こんなに腹筋を使いながら見た映画は久々ではないでしょうか・・

佐藤浩市って『ＫＴ』『亡国のイージス』ですよね・・ドラマでは米倉涼子と競演した「けものみち」・・これらの既成イメージの落差の勝利でもありますね。しかし三谷幸喜さんはどこで彼のコメディ資質を見破ったのでしょうか？（『有頂天ホテル』は未見です・・見なくちゃいけませんね）

佐藤浩市登場＝笑うが条件反射になってしまって、彼が開場前の映画館で偶然目にした自分の演技を見るシーン（アップ、涙）でさえ、間違えて笑ってしまいました。三谷幸喜は本当に映画を愛しているのですね。このシーンを含めラストのバババババァーーンん！も笑いながら泣いてる（面白すぎて？暖かいいい映画で嬉しくて？なんでかなぁ〜）、そんな映画でした。

映画の重要な要素＝映像に関しては、あれれ？な感じもしますが、それを吹き飛ばす作り手＆役者の熱いハートで、とても楽しませて頂きました。もう一回みたい！また行こう！