久々の映画鑑賞。保険で「堀北真希が見られる」があり、そして評判のいい本作をチョイス。しかし古風な顔だと思ってたけど、堀北真希はスゴい。一瞬堀北真希とは思えなかった程昭和30年代の集団就職の女学生になりきっていた。大竹しのぶもビックリだと思う。（笑）　さすが『世界の中心で、愛をさけぶ』で重じいの初恋の役を写真で演じただけはある。

肝心の作品だけど、六子（堀北真希）がお母さんの手紙を見せられて青森に帰る決心をしたところで確かに泣いてしまったが、安直過ぎるだろ？　芥川（吉岡秀隆）の子供とのエピソードやプロポーズも、ヒロミ（小雪）がお風呂の仕事に行ってしまうのも昼ドラ見てればゴロゴロしてるエピソードだ。時代設定を古くすれば、ありきたりなエピソードでもありになってしまうのか？　原作があってそれを映画化しただけと言われればそれまでだが、金をかけて実写化した意味がわからない。昔を振り返りたい人が多い病んだ世の中なのか？