■ある夏の真夜中、観逃していた『サイモン・バーチ』をどうしても観たくて、友達に車で映画館まで送ってもらった。ありがとう！と手を振って映画館に入ったらなぜか『裸の銃を持つ逃亡者』を上映中。『サイモン・バーチ』は昨日までで終わってた。■電車は走ってない。おうちまで帰れるタクシー代なんて持ってない。映画を観るしかないじゃないか。半ベソかきながら場内へ。■ところがなんとおもしろいじゃないのこの映画。いや、傑作だ名作だなどとは申しませんがわたしはリバーダンスで死ぬほど笑った。実はベタギャグ大好きなんだな。■あのとき天六ユウラク座の上映スケジュールが「ぴあ」に載っていた予定どおりだったらこの映画には出会えなかった。劇場に出向くことはもちろんTUATAYAで手に取ることすらなかったかも。■神さまどうもありがとう。