[コメント] 127時間(2010/米=英)
観る側にも精神力と耐久力が求められる作品。脱出に挑むシーンは、画面を通じて痛みが強烈に伝わってきて直視できなかった。
突然の事態、そして状況を次第に理解するに連れての狼狽、運命に対する怒り。やがて冷静な思考と判断、意思が甦るとともに巻き起こる希望・絶望・妄想の繰り返し。過去への郷愁と激しい後悔。人間が究極の状態、生命の危機に直面したときの心理状態が生々しく表現される。
作劇としては単調にならざるを得ない題材をダニー・ボイルの映像クリエイターとしての手腕で補完。
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