コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ケルジェネツの戦い(1971/露)

これ程哀しい映画は知らない。これ程厳しい戦いの映像も知らない。そして、これ程子供たちの歓声が聞こえる映画も。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







切り絵でここ迄激しい戦いを表現出来るとは。黒いタタール軍は悪魔のようでゾクッとした。

切り絵はユーリの提案らしいが、人形よりはかない。はかなくて、諦めて、じっと佇む妃の白い姿はこれからも忘れられないだろう。

そして、作者が示す普通の日々の暮らし。そう言やあ、うちの子も小さい頃屈託なく笑っていた。その喜び、幸福。

大人の知恵で争いは、なくしたい。これが作品のすべてだろう。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)3819695[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。