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[コメント] 「A」(1998/日)

ドキュメンタリーとして‘中立、公正’に撮れたか―を監督は心配しているが、私のみる限り、結構シビアな質問もしているし、監督を信頼する荒木に「ホントに私が見ていいんですか」と逆に突っ込んだりしている。良いと思う。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







サリン事件から1年。教団を、広報副部長という立場の荒木浩から撮ったこの記録は、取りも直さず荒木という28歳の若者を浮き彫りにしたと思う。

それは何かというと、良くも悪くも‘若い’という事だ。

管財人との会話がある。荒木、「いろいろ教訓を得られたと思います」。管財人、「お互いにね」。その後マスコミの記者が近づく、「何を言っておられたのですか?」管財人、「お互い、良き社会人になろうじゃないか、ってね」。

大人の管財人と若者の荒木の会話を上手く捉えた好いシーンだった。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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