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[コメント] 愛なき女(1952/メキシコ)

モーパッサンはある状況下の人間心理だけを徹底して描きたかったようで、不倫に至る世俗的な出来事はカットしている。そこを映画はきめ細かく描いてみせ、観客の興味を満足させてくれる。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストの母の‘逆転’の感動は原作、映画ともに有るが、原作はそれ以外にもいろいろな事 (例えばクリオの愛が冷めた等)にも触れている。

現実っぽいというかもう一歩深く追求しているとも言えるが、焦点がボケるので映画としてはオミットしたのだろう。正解だと思う。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)袋のうさぎ

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