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[コメント] ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970/日)

正直、ゲゾラの軽やかさ、ガニメのグロテスクな機能美、カメーバの自然なリアルさに見惚れるのみ。この映画をスチルでしか知らなかった十数年前に、3体セット1万円のガレージキットを買ってしまった気持ちは、ファンの方なら理解してくださるだろう(してください)。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







SFとしてはアラだらけではある。宇宙のさまざまな環境を潜り抜けてきた異星生物が、イルカやコウモリごときの超音波を恐れてどうするとか、狂ったからといって本能的に火山の噴火口は避けるだろうにとか、なんで小畑は生物に寄生されて巨大小畑にならなかったんだ(笑)とか。

でも、まあそんなことはどうでもいいことなのだ。この怪獣美の前では。

やはりこの3体は自然や、未開の村に配置してこそ美しい。光線や火炎は吐かないし、むしろ火を怖れる正常な巨大生物だ。円谷英二最後の怪獣ものとして、決して他作品に見劣りのしない出来栄えだったと言っておきたい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)荒馬大介[*] 甘崎庵[*]

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