[コメント] ジェシー・ジェームズの暗殺(2007/米)
既知であるはずの“その瞬間”が、そこへ達するまでのそれぞれの動向と感情に彩られ、臨場感と緊張感を獲得している。撃たれる側の孤独と悲哀はもとより、撃つ側の畏怖と野心と愛憎と……だって男の子ですもの!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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凄すぎるアイツをいつかこの俺が撃ってやると胸に秘めて大きくなるのさ。あまたの想いが銃口に収斂していくスローモーションに涙が出た。
そして、殺してみて初めて、彼に取って代われなかった自分に気づかされる。天性を持つ人間と、少し他人より秀でているに過ぎない自分との大いなる距離を煩悶し続けるその後の人生、若さの終焉。
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