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[コメント] ウェスト・サイド物語(1961/米)

踊り、歌うことの何という素晴らしさよ!当時アカデミー賞10部門を受賞した、というのも頷ける。しかし、ストーリーと俳優がイマイチ垢抜けない…。
4分33秒

**ネタバレ注意**
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ベルナルド(ジョージ・チャキリス)やマリア(ナタリー・ウッド)、アニタ(リタ・モレノ)はよい。…が、トニー(リチャード・ベイマー)やリフ(ラス・タンブリン)(出演者に名前がないよ!⇒久しぶりに見たら入ってた。)が、どー見ても、カッコよくない!何とかして欲しい…。ジェッツのメンバーは、この主役級の二人以外は、みなそれぞれ個性があってカッコイイのにな…。シャークスの方も問題あり。チノ!確かに役回りに合った顔といえばそうなのだが、もっと二枚目でもよかったと思うぞ!というかあんたのシロート顔(ごめんね!)が気になって、なんか映画に集中しづらいんだよなー!

脚本も、改めて観るとどうにも不自然だ。マリアは兄が殺されたにもかかわらず、形式的に悲しむだけで、そのことを殆ど意に介していない。見ているこっちは肩透かしを食ってしまうのだ。また、ミュージカルだから仕方がないのだが、極限の心理状態にさらされているはずの登場人物が、いきなり歌い始めたり踊り始めるのは、やっぱり何か笑ってしまう。映画の世界から、現実に引き戻されてしまうのだ。(特に「Cool」を歌い踊るシーンなど。)

ということで、ワタシ的には、踊りを見るためだけの映画として位置付けます。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)はしぼそがらす[*]

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