そう、エイリアン大好きのオイラ。 公開初日、残業を必死で片付け、友人（プレデター派）と劇場へ。待ちに待った続編だぜ！オイラとオマエの再戦だぜ！と意気込んでの観賞。

あれ？あれれ？話が進むほどにエイリアンの存在感が薄くなる。そうなのだ。今回の対決、戦うのはプレデター対プレデターなのだ！！

ついに市街地へと降り立ったエイリアン。さすが、映画史上ナンバー１のバケモノであるエイリアン。ガキだろうと妊婦だろうと、お構いなしにジャンジャカ殺戮。そうこなくっちゃ！それでこそナンバー１だぜ！人間なんて餌食でしかないぜ！

なんて楽しんでいたのも束の間、その異変に気付いた。我らがエイリアンチームの親玉がエイリアンではないのだ。ありゃ？先頭を行くのは誰？もしやプレデター？なんであんなブサイク星人に着いて行くのさ。なんで毛、生えてんのさ。なんで後頭部、ツルッとしてないのさ。あれじゃ黒光りのセクシーっぷりが台無しさ。

そう、エイリアンは寄生した生物の特徴を受け継ぐ。プレデターからシャーって出てきたニューボーンは、プレデターの特徴を受け継ぎ、プレデリアンなる生き物になってしまったのだ。

なんてこった。よりによって、あんなブサイク星人の特徴を継いじまうとは。しかも今回、特徴が如実に現れ過ぎているのだ。

エイリアン３の場合、犬に寄生したので四足歩行をしていたが、それでも耳は無かったよ。毛も生えてなかったよ。・・・だのに。だのに今回、オシャレにドレッド。

おかしいでしょ！おかしいよ、おかしいの。ドレッドは無いでしょ。ヘンテコお口のキバが限界でしょ。それ以上は要らないでしょ。 あれじゃ〜エイリアンじゃないよ。もうね、もう違うのです。だってさ、画面暗くてよく分からん時なんかさ、どっちかワカランのよ。プレデリアンだかプレデターだか。最後なんかさ、どう見たってプレデター同士の殴り合いじゃんか。群れの中のリーダー争いじゃんか。そんなもん勝手にやっとくれだよ。オイラが見たいのはエイリアンなの！プレデターをやっつけるエイリアンなの！！

はぁ。居なくなっちゃった。ダメだこりゃ。希望が失われちまった。どうすんのさユタニさんよ。探すの？エイリアンちゃんを探す？そうしようぜ！あんなニセモンなんかじゃなくて、本当のバケモノを探そうぜ！

そうだな、きっと宇宙に居るよ。ＬＶ-４２６あたりじゃないかな？そこに行けば会えるよ。きっと、きっと本当のエイリアンにあえるはずだよ！

連れてっておくれよユタニさん。オイラをエイリアンの元へ連れてっておくれよ。オイラが会いたいのは、ドレッドなんかじゃなくて、スキンヘッドのエイリアンだよー！ちくしょー！結局引き分けだよー！

そんでも☆は５つです。スクリーンでエイリアンが動いてりゃ☆５つ。そんだけ好きなんだもん。しょーがないのさ。

今度はちゃんと「エイリアン」の続編やろうよ。他のインチキバケモノなんか要らないよ。強〜い怖〜いエイリアンが見たいんだよぅ。