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[コメント] 歌麿・夢と知りせば(1977/日)

何十回目かの鑑賞。粋である。照明を四角で切ったり暖簾をスタッフロールに使ったりとひたすら凝っている。つまりは「様式美を意識した様式美」。岸田森にはこの作品で惚れた。切なさと無常観を備えた終盤は絶品。劇場鑑賞時、山城新伍が登場しただけで観客から笑いが起きたのは苦笑したが。
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相変わらずの大胆な照明とカメラワークの美しさ。紙吹雪の中、静かに見得を切る平幹二郎にはぞくっとさせられたものだ。「ああ、こんなの嘘だ」と思いながらも見惚れていた。

そして、特筆すべきなのが音楽を担当した、広瀬量平の仕事。この作品の音楽は忘れられない。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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