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[コメント] 2001年宇宙の旅(1968/米=英)

鑑賞時には右脳を、鑑賞後には左脳を大いに刺激する映画。ひろがる妄想→(2002/10)
秦野さくら

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







*HALさま萌え

■「HALさまの誕生」

無能なサルどもは、HALさまを誕生させた!

■「HALさまの逝去」

そして無能なサルどもは、HALさまを殺した!

■「HALさまとの融合」

ついに無能なサルどもは、新たなるステージへ!

・・・・ってなHAL物語(「共に生まれしアダム(=人類)とイブ(=道具)の悲恋物語」もしくは「アダムから生まれしイブの反逆」)に仕立て上げるのは邪道だって分かっていますが。

「人類の誕生」は二足歩行からであり、道具使用からではない云々という生物学者の批評を読んだことがあります。詳しいことはよく分かりませんが、人類学的にそうであったとしても、「道具」という新たなる部位を発見したことにより、逆説的に自己を人(肉体)たらしめん、故に人類の誕生、という考え方もそれはそれで面白いのではないかと思った次第。

*赤子と地球の並列描写、好きです。うーん・・うまく言えないんですが、昔、理科で電子世界と宇宙を同時に勉強したとき、「なんだ!おんなじじゃん!」と思った感覚に似ています。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ロボトミー[*] けにろん[*]

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