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[コメント] 勝手にしやがれ!!逆転計画(1996/日)

とにかく出てくる奴がみんないい加減で、お話も有り得ない方向にどんどん転がっていく。この何でもありのご都合主義がコメディの、もっと言えば映画の醍醐味なのだと思う。
太陽と戦慄

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







黒沢清はわりと役者に好き勝手やらせてると思うので、楽しいシリーズ物になってるのはやはり主演2人の力によるところが大きいのだろう。特に哀川翔は、コメディもシリアスも両方イケるという振り幅の広さを発揮していて、他のどの作品よりも輝いてるように見える。

女性に対しては極端にシャイな哀川。前田耕陽がハワイ旅行を当てたことに嫉妬して不貞腐れる哀川。彼の普段のイメージを思うとかなり笑えるが、しかし、やっぱり何をやってもカッコいいというか、様になる。

哀川と前田の関係性は、ちょっと恋愛関係スレスレな感じもあって面白い。クライマックスで、銃声を聞いて前田が撃たれたと勘違いした哀川が、発砲したヤクザを激昂して蹴りまくるシーン・・・ちょっとクサいが良いシーンだった。

(評価:★4)

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