[コメント] ファインディング・ニモ(2003/米)
策士策に溺れる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
マーリンがニモを探しに行く道中でのいろんな困難に立ち向かうエピソードがクライマックスの「やっと出会えたね、良かったね」というような感動に直接結びついていないところに不満が残った。それらのエピソードに重点が置かれすぎていることによって映画全体としてはかえって流れが分断してしまい、何かモタモタした感じが残ってしまった。
「映画を面白くしよう!」というアンドリュー・スタントン監督の意図はわかるが、このような映画の場合はやはり親子がお互いに思い合う気持ちの持続こそが重要で、その思いが消え去ってしまうほどのエピソードは申し訳ないが余計としかいいようがない。
脚本家として名を馳せた監督(他作における彼の活躍ぶりはやはり特筆すべきものだ)初の独り舞台に対する思いは分かるが、ちょっと作りすぎの感。
才能ある人だけに、非常に残念。
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