[コメント] 西部の王者(1944/米)
後半のスピーディ過ぎる話のたたみ方や、髪の色だけでビルの高齢化を納得させてしまうショットなどは笑わずにはいられないが、それはむしろよくやったという賞賛の笑いなのだ。
そういったショットがあるかと思えば、峡谷での戦闘シーンのように、息をのむ演出とはまさにこういったもののことだと叫ばずにはいられない素晴らしいショットまでが用意されている、本当に楽しくてしようがない一篇。
楽しいといえば、ビルが手紙を書くシーンやスイーツを紙ごと食べてしまうシーンの楽しさといったらない。
残念ながらやや退色が見られる映像による鑑賞だったが、それでも十分に美しいシャムロイの撮影も、勇ましく優しい西部の王者をとらえるのに十分の効果をあげていた。
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