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[コメント] 評決(1982/米)

大ドンデン返しをさほど期待しない俺には、良く言えば「渋い」、悪く言えば「地味」なこの作品、ポール・ニューマンの心情の移り変わりを含め楽しめた。ただ・・・
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







審理の最後に陪審員達へのニューマンの「諭し」が原告側勝訴に繋がったとすれば、事実うんぬんより弁護士の腕である程度勝負を左右出来るという(これは当然だろうが・・・)、陪審員制のあやふやさも皮肉っているという見方もできる。勿論この場合は真実であったが。

ラストのニューマンの姿に、また酒浸りの生活へ戻ってしまうのでは・・・という燃え尽き症候群の様なものを感じさせ、これを機に「再びエリートの道へ」ではなさそうなところも人間味があって良い。

あと、シャーロット・ランプリングの役所がやや中途半端だったのが残念。

(評価:★3)

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