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[コメント] T.R.Y. トライ(2002/日=韓国=中国)

主人公が詐欺師って言うんだから少しは期待してたら・・・ 2003年1月9日試写会鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







正直、ほとんど期待はしてなかった。けど、主人公は詐欺師で、大博打をはるってお話。

そりゃぁもう、期待するでしょ。伏線バリバリの「騙された!」って、ラストで思えるようなラストを。

そう、オチをね。

オチ・・・・オチ?なんだこりゃ?

話は特別面白いわけでもないが、面白くないわけでもない。織田裕二も色々言葉を喋る、喋る。ちょっと関心した。

上映時間も1時間40分と、最近のこの手の作品にしては、かなりあっさりした上映時間だった。

にも関わらず、クライマックスのどんでん返しが終わってしまうと、もう「はよ、終れ」って気持ちがこみ上げてきた。

つーか、このオチも、なんとなく読めたし。なんで反乱軍が登場する前にあんな派手な爆破をしたのかも意味不明だし。

しかし、この監督。アクションの見せ方が下手くそじゃないか?冒頭の刑務所で、赤眉が主人公に殴りかかり、殴り合いが始まる・・・。どこの映画にでもありそうな光景だが、看守は少人数。意味がわからん、この刑務所。しかも、編集がめちゃくちゃでカットに意味が存在してないというか、なんでわざわざこんなカメラワークで撮るんだ?みたいなカットがチラチラ。そのおかげで、今どんな行動をとっているのかが把握できない。それは、殺し屋と主人公が殴りあいをするシーンの3箇所全部がそう。

こんな酷いアクションシーンなかなかお目にかかれないんじゃないか?

しかも殺し屋も殺し屋。わざわざ赤い眉毛つけて「僕は殺し屋です」ってアピールしなけりゃさっさと殺せたのに。女装までせんでも、楽に殺せたのに、アホだろ。

おまけに、詐欺師の主人公は、結果的に殺し屋を殺すわけだけど、なんでその後動揺しないんだ?普通の人なら人を殺した後は、少しでも動揺するだろ。

そして、中盤は、まぁまぁ。中だるみを感じさせる事なく、結構すっきり見せた。

だが、クライマックスで減滅。井沢が日本軍側に見方と思わせて、ラストであの落ち。「いや、その程度の落ちですか?」って思わず突っ込みましたけどね。

最終的には、列車ごと吹っ飛ばしちゃったわけだけど、銃に火が引火して吹っ飛んだあとは木片しか飛び散ってない。銃は何処消えた?と探してみると、木片に紛れて、銃の形をした木片が・・・・っておい!

なんなんだこの映画・・・。わざわざ木の形の木片見せるくらいだったら、爆破をアップにして写して、あたかも「映画のクライマックス!」みたいに見せなくても、話の流れの一つとして見せればもっとリアリティのある感じに見せたんじゃないかな?わざわざ爆破をアップで写さずに。

しかし、本当に試写でよかったよ。

(評価:★2)

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