[コメント] サン・ジャックへの道(2005/仏)
お気楽そうな巡礼ロードムービーなのだが、現代の文明、人種、宗教、教育批判がいたるところで十分行き届いており、それがフランス映画なんだろう、匂わないところがいい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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結構、9人での2ヶ月の旅なんていうのはあんなにうまくいくのかなあ、なんて僕なんかは穿った見方をしてしまうのだが、その辺りがちょっと嘘っぽいかなあ。
でも、社会的に成功している兄がドロップアウトしている弟をうらやましがっていたとか、犬猿の仲だった姉と弟がちょっとしたアクシデントで同室になり、長年のわだかまりをなくするところなど、なかなかうまいし、いいね。さすがフランス映画。この手はうまいよ。
まあ、旅をしていく過程で、いろんな人と驚くほど急に親密になるのは僕らでのよく経験することであるし、この手の感覚は分からないではない。しかし、ラストもチョイ出来すぎているかな。だが、こういう人間讃歌は好きです。
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