[コメント] 父親たちの星条旗(2006/米)
政治に利用される英雄論、戦友論、味方を誤射してしまう戦争の実態等、しかし、問題点を執拗に提示するその姿勢はそれほど鋭いものではない。
硫黄島での日本軍の不気味さは感じられたが、反して安易な戦法があったり、意味不明。一番疑問に思ったのは戦後60年をたってもまだ戦場の悪夢が存在するのか、ということなのだが、戦争を知らない世代がのたまうことではないのだろう。
戦争のむごさはさすがイーストウッドらしい演出が続く。しかし、意表さではマリックの「シンレッドライン」には及ばない。いつもの乾いた鋭さからは程遠いと思ったのは僕だけだろうか、、。
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