幾何学的なデザインの無機質な寄宿舎と、真っ青な空などの鮮やかな背景とのコントラストが、見ていてとても不思議な絵。そこへ不意に死角からヒョロっと人が走り出てきたりする瞬間など、何となくマグリットの絵画などを連想してしまった。どこまで効果を意識して撮った絵なのかが気になる。

話的には、それほど面白いとも思わなかったけど、相変わらず細かいトコロが面白い。「スクエア・ミール」にはギョっとさせられた。さらに祝砲がどこまで遠くに聞こえたかなんてことより、コロンボの靴下の臭いがどれだけ広範囲に及ぶか、の方が気になる・・・。