[コメント] 輪廻(2005/日)
ホテル・子供と遊び道具・手持ちカメラ・幻視・狂気。となると思い出すのは『シャイニング』。それは偶然かもしれないけど、確かに他作品を意図的に借用している部分も感じられる。でもね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ホテル内部で前世に憑かれた人々が、変貌してムックリと起き上がる様。あの生っぽさはどう見てもゾンビにしか見えません。ジャンルが違うでしょ。ジャンルが。
話はやや強引な部分も多い。それはさておき、映像表現の多彩さは評価しておきたい。現在、過去の映像や、様々な「カメラ」を通した視線の交錯、すり替わり、はたまた焦点の揺らぎ。「アイデンティティの揺らぎ」という主題には相応しく、逆にこの多彩な表現を試みたかったがための後付の物語、という気もした。優香も思いの外の形振り構わぬ熱演でした。
(2006/12/3)
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