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[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)

この映画を見て、最初の感想は「上手い」ということ。さすがドリームワークスって感じ。主人公ジョンについて、違和感を感じたのは・・・
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







●違和感、それは人付き合いが苦手で、一匹狼(というよりは協調しない)というジョンの若いころ。ちゃんと女の子を口説きにいってるし、それも性欲丸出しで、人付き合い苦手のはずなのに、体液の交換は直球勝負。さらにみんなで女の子をモノにするアイデア(理論?)出したり。さらにこのころの友人たちと、結構後々も一緒に仕事したりしてるし。嫌われていたなら、いっしょに働いたり、アリシアの心配をしたりしないはず。だから、社交的とはいえなくても、孤独には見えなかった。

●これ見たのは[02.4.29]。公開されて一ヶ月以上も間を空けた。アカデミー賞のせいです。発表当時は『ムーラン・ルージュ』にどっぷり漬かっていたので(10度みた)、ライバルだったこの映画は、いわば「かたき役」だった。そのせいで、「どうせ賞取り映画だし・・・」っていう先入観が大きかったです。実際に見てみて、やっぱりその辺り、ドリームワークスは上手いなっと思う。この映画なりのいい部分はいっぱいあり、俳優さんたちも熱演してたし(私はあの医者をマイケル・ケインだとおもっていた)、前半のぐるぐる回るカメラワークと後半のじっくりとした描写のメリハリもよかったです。ストーリーの展開も面白かったです。実際の博士と妻の実話をこのサイトで知り、ちょっと残念な気もするけど、映画を楽しむ分にはぜんぜん関係ありませんです。ただ、もう一度みたいかといわれたら、私は迷わず11度目の「ムーラン・ルージュ」を見に行きます。

●余談、今年のアカデミー賞、ちょっと変ですね。主演男優に関しては、ラッセルの2年連続ってのは、やっぱり敬遠されたようですね。主演賞に関しては、今年はシドニー・ポワチエの特別賞もふくめて、男女とも黒人俳優という話題作りにされたって感じです。(まだ、ハル・ベリーの映画見てないから、なんともいえないんだけど、かなり大胆なヌードシーンがあるようで、最近の女優賞は脱いだもんがちの感。ヘレン・ハントはセミヌード披露、グウィネス・パルトロウはヌード披露、ヒラリー・スワンクはヘア披露、ジュリア・ロバーツは谷間?披露)。発表前までは、ラッセル&ニコールの豪州俳優ダブル受賞もアリかとおもってたけど。

●余談2、大阪のUSJ(UFJじゃないよ)の広告に、早くもシュレックが登場。そのうち、NEWアトラクションとして、「ビューティフル・マインド・シアター」という名前で、ヴァーチャルで、たくさんいる人の中から幻覚の人物を見つけ出せ!ってのができたら流行る?

(評価:★4)

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