なかなか熱くさせられた映画です。もう最初に『X-men』の映画を見てから15年以上たつが、最後というのは感慨深いです。もちろん、「出来・不出来」のばらつきは大きかった。「三部作」「ウルヴァリンシリーズ」「新シリーズ」、その中心で頑張ってきたヒュー・ジャックマン。最後は本名「ローガン」がタイトルなのは、素敵です。

もちろん、ちょっと「？」な部分は多い。例えば何で「敵」は、ローガンがメキシコでチャールズと一緒にいるのを知っていたんだろう？とか、メキシコでの戦いの後、ラスベガスに来るのだが、あのボロボロのリムジンで国境を越えてきたの？それもチャールズとローラと一緒に。あと、ローラはこんなにも苦労したのに、施設のほかの子供たちはどうやって、あのカナダ国境の山まで行ったの？ってよりローラも一緒に連れてったもらえなかったの？

もうひとつ、「キャリバン」というローガンの仲間、彼は何者？前にもどこかのシリーズで登場したっけ？

など、いろいろ疑問はあるが、とにかく胸が熱くなるロードムービー。農場で黒人家族との交流に、家族と共に過ごす幸せに安らぎをかみしめるチャールズ。そしてそのあとの悲劇。『アポカリプス』のラストで登場した「エセックス社」が回収した「Ｘ」のサンプルが、ローラにも、Ｘ−２４にも使われているんでしょうか？。Ｘ-２４もヒュージャックマンが演じているんですね。自分対自分なんですね。

新シリーズもひと段落ついたし、ウルヴァリンも消え、この後、Ｘ−ｍｅｎシリーズはどうなるのかな？これで終わりでもいいかなとも思う。今までありがとう、ヒュー・ジャックマン