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[コメント] タロットカード殺人事件(2006/英=米)

タロットカード殺人事件』なんてタイトルで、思わず『金田一少年の事件簿』みたいな「見立て殺人」(実際に金田一ではそういう話もあった)をイメージしてしまったじゃないか。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実際に「タロット」である必要はなかったわけで、「トランプ」でも「チェスの駒」でもよかったし、結局、タロットカード殺人事件の犯人≠ヒュー・ジャックマンなんだから、新聞記者の「メッセージ」は、「ガセ」であり、「予言」でもあったわけだし。

そういう「つじつまの合わなさ」を、矢面で感じさせない、コミカルなアレンとヨハンソンとのやり取りではあったんだけど。

最後の方は、もっと鬼気迫る「対決」があると思ったら、ヨハンソンのほうも、アレンの方もあっさり。新聞記者と元秘書の死因が同じ「脳血栓」だということが、伏線になっていると思っていて、「脳血栓に見せかけて…」なんて予想していたら、「池の中に」だったから、海と違って、「岸まで泳げるよ」って普通考えないものかなぁ。

あわない辻褄を合わせるのなら、例えば殺された娼婦ベティは、新聞記者とも関係を持っていて、「脅迫しているのを知っていた」ので、殺されるのではと思い、ベティを助けたいが為の「出現」であったとか。

ちなみに『プレステージ』で、ヒュー・ジャックマン扮するマジシャンが「人体消滅&瞬間移動」のトリックを演じていたけど、ちょっとアレン演じるシドのマジックでも同じようなことしないかな?なんて考えたら、ちょっと笑った(ヨハンソンも出てたし)。

(評価:★4)

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