コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] イナフ(2002/米)

旦那がただただ極悪人になってるけど、ココまでこじれた原因は夫婦折半だと思う。「結末」は唖然!としかいえない。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







幸せな結婚をして、子供に恵まれて、うらやましいぐらいの二人だったはずなのに、突然夫が暴力を・・・って、「おもいっきりテレビ」の人生相談じゃないんだから。夫が超自己中暴力男に豹変するところが、不自然な印象。途中までは、浮気はすれども、夫も「この家庭」を大事にしているのに。いきなり殴る蹴るはやらせすぎ。

執念深い夫の追跡も「策略」に映るが、もしこの映画で、旦那に連れ去られた子供をジェニロペが捜すために、あれこれ手段を考える・・・と逆にしてみたら、「なりふり構わず一生懸命」となってしまうだろう。

で、最後の「選択」・・・、もう唖然!でした。これは「やってはいけないこと」って思わないのかなぁ。「もうそれしか手段はない」という苦渋の選択ではなく、立派な「計画殺人」。せめて、訓練して、鍛えて、夫に挑戦して、ボコボコにして、「これ以上、アタシたちに付きまとったら、こんなんじゃ済まさないわよ!」ぐらいにして、夫も自分が殴られる身になって、初めて他人の痛みがわかった。許せ、妻よ!、そして幸せになれ・・・とかのほうがサワヤカに終わるんじゃないだろうか。妻は「正当防衛」の傘の下で、一生人殺しの自責の念にさいなまれるんじゃないだろうか。自責の念なんて無いわ!っていうんだったら、恐ろしすぎろけど。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)わっこ[*] takamari[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。