かな〜り久々に見てみた。 どこまでも哀しいファンタジー、もう何回も見ているしその認識はあった、当然。

然れども久しぶりに見てみて、ちょいとまたキツイ感覚を感じた。

ラスト、町の住人は、エドワーズを追いかけるが、ウィノナに彼のハサミを見せられそれを見た後、きまずそうに、誰とも無く、何となく立ち去ってしまう。

そう、あれだけ大騒ぎして山狩りの様なことまでしていたのに、何も無かったことになったのだ。

この辺り、エドワードがそこに居たと言う認識は放棄され、生きていた事も死んだ事もまるで全てが初めから何も無かったように住民達が山から去って行くのを見て、著しく哀しい存在だと思った。

どこまでも人間の、異質の他者に対する自分の行動の責任感の無さに愕然とした。