[コメント] 8 Mile(2002/米=独)
ラップの真髄とは、「お前の母ちゃんで〜べ〜そ〜」をどれだけ言えるか、にかかってる事が分かりました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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青春ものとして、あるいはラップを扱った作品として、リアルな生活が描かれ、それが受けたようで、スマッシュヒットを飛ばし、日本でもかなり受けが良い。
で、私はどうかというと…ぜんぜんはまることが出来ず。自分自身がラップ嫌いなのと、青春ものとしてもあまり起伏が感じられなかったから。これを「リアル」と観られるかどうかで評価はがらっと変わると思うけど、私にはどうしてもそう思えなかったのが大きい。エミネムが良い奴過ぎるし、もう少しからっとした性格に描けば良かった気もするけど。
本作の見所は即興のラップで相手の悪口を言い合い、それで言い負かした方が勝ち。と言うものだが、そもそもそれが全然わからない。みんな行儀が良く、言い負かされた方は逆ギレして相手につかみかかったりステージを破壊することもなく、うなだれて帰るだけ。なんかそっちの方を期待していたところがあって、とても中途半端に思えてしまった。多分私が期待していた青春像と、本作が目指していた青春像の間に差異があって、それをどうしても埋めることが出来なかったため、楽しむことが出来なかった。と言うことになるのだろう。
しかし、ベイシンガーがこんな役演るようになったんだな。時の流れってものを感じてしまうよ。
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