うむ、最近はキャッチコピーに添ったコメントなんかも書いてみたりしてますが、なかなかうまくいきませんね…。

それはさておき、内容の方ですが…。最高に良かった!最近、『マジェスティック』『アイ・アム・サム』『フォーエヴァーヤング』の人間ドラマ系で感動はしたものの、何かイマイチ何か足りないような気がしてならなかった私の心の隙間をこの映画は、すっかり埋めてくれた。最初は正直ジョシュ目当てだったが、ジョシュだけ見てたら勿体無い!!話の内容は単純だし、盛り上がりには微妙に欠けるかもしれないが、クスクスっと笑えてホロリとくる。役者陣の演技もとてもいい。こういうのって最高です。見ていると色んな場面で微笑みが零れてきます。

バサバサに髪の毛を切ったクリスティーナ。それを見て、心から美しいと言うブライアン(こんな彼氏欲しい)。デイジーをモデルに使ったシェリーの心意気(本当にキレイなのよおばーちゃん)。最後の最後でやってくれたフィルにサンドラ(サンドラの裸には感動です)。そして、「我が家に帰ろう」と去っていく4人家族と息子の彼女の後ろ姿…。どれをとっても温かで微笑んでしまい、そしてウルッとくる。ラストシーンなんかは観終わった後、心じわじわ温まって幸せな気分が胸一杯広がってくる。あれからシェリーがどうなってしまったのかは描かれていないが、それは自分勝手に想像して楽しむ事にする。死が近付いているってのに、決して不快な想像が浮かんでこないのが不思議。むしろ「うふふ」と笑ってしまうのだ。

「乾かない夢の物語」

このキャッチコピーに偽りはないですね。むしろこっちが潤っちゃいます(笑)。

最後に余計な事…パンフでは「主演・ジョシュ・ハートネット」となってますが、映画冒頭のキャストの順番だとジョシュはレイチェルよりも後だったりします。最初は勿論、アラン・リックマンです。……確かに、ジョシュが人気になったからそう書きたい気持ちも判りますが……ブライアンが主役じゃ相当無理がある気がします。これはやはりこの映画が日本にきてから故意にやった事?でも日本はそういう事を結構しますからそうかもしれないですね……。