映画を観てきてすぐなので、私の初！レビューを書いてしまう勢いです。 とにかく、観る前は「キムタク！？キムタクを使うってゆーことはそれしか魅力がないのかな・・・（涙）」といっていました。 まぁそう思える人もいらっしゃるとは思います。

でも！彼はすごい。テレビドラマではいつも同じ感じにしか見えないのに、 映画序盤では完全にハウルだった。恥ずかしながら気づかずにうっとりしてしまった。 なんて王道のかっこいいキャラなんだろう。女の子の心をつかむのが上手い。 こんなうっとりアシタカ以来（松田洋治さんが好きです。）

とはいえ、映画の全体の感想といえば、

あのテーマ曲が素敵。ついついいつも主題が似通ってくる久石譲さんですが、この曲は 監督に一曲テーマ曲を作ってくれ、と依頼されて作っただけの事はある。 映画館を出た後も頭をぐるぐる廻っていました。

それからなんといっても倍賞千恵子さん。さすが女優。

ストーリー的に言えば、序盤はとっても流れが穏やかで入っていけたし、 中盤は山もあって乗れたのですが、やはり最後はバタバタ片付けって感じがしないでもないけど、まぁ童話的な雰囲気からして、こんなもんなのかなぁと思う。

ちなみに私はハウルに見とれすぎて、イマイチ、ハウルとカルシファーとの契約が良くわからなかった。原作未読なせいかも？ 自分なりに考えた結論は、 ハウルが自分の心臓（こころ？）をカルシファーに与える代わりに力を交換したのだろうかな、と。 だからカルシファーが死ぬとハウルが死ぬ、荒地の魔女が火の消えたカルシファーを心臓だと 言った、それをハウルに返す事によって心が戻った、のかと。 いつもあまり論理的に映画を見ないし、理解力に乏しいので…（涙）難ありです。

呪いがなぜソフィーを老婆にしたのか？ それはソフィー自身が自分の若さや綺麗さに自信を持てず、コンプレックスとして抱えていた。 自分の若さを認めていなかったのが呪いに表れたんだろうか。 そんな自分を乗り越えて自ら姿を変えていく（時には揺れ動く）、そんな心が見えるところが 私はとても好きです。

今までの宮崎作品の寄せ集め感も確かに見て取れるんだけど、 それでも素敵で、私は★５つけてしまいました。

今回は本当に女の子の夢とか理想が織り込まれていてとっても嬉しかった一本です。