コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 雲ながるる果てに(1953/日)

もう50年前の作品である。だが、たった58年前の出来事である。(僕らの言葉は軽いのか?だけど喋らなきゃいけない権利と自由とそして義務)
sawa:38

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







出撃の朝、男が芸者と最後の別れをする。「元気でな」と呼びかけられた女は何も言えない。そうだよな、これから死んでくるという男にいったい何て言えばいいんだ?

彼等も言う。「俺達は死なないと文句は言えない」と。

鶴田浩二も「逢いたい、逢いたい、逢いたい・・」と思いながらも遂に本音を父母に伝える事は出来なかった。

木村功山岡久乃のカップルも互いの気持ちを伝えられていない。

50年経った今、何でも気軽に言葉にする事が出来る時代になった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。