[コメント] 駅馬車(1939/米)
ジョン・ウェインかっこいい! 登場人物のドラマの描写には台詞など必要は無い、そんなお手本のような作品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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数十分立ってから登場するジョン・ウェイン。登場までのじらしがたまりません。当時のアメリカでも場内口笛が鳴り響いていたのではないでしょうか?(もしかしたら、これって西部劇の醍醐味?) これからジョン・ウェインの作品を随時観ていこうと思いますが、どうもジョン・ウェインの登場には法則があるような気がする。
荒野を疾走する車内で、登場人物それぞれの表情が素晴らしい。
床に座り微笑をたたえるリンゴ・キッド、アル中ドクターの酒を見やるまん丸な目、不安に汗を拭く行商人、口では不満を語るも落ち着きのないペテン師、つらさに耐える夜の女、名家出身のわけ有りギャンブラー、赤子を産む無防備な軍人婦人。 そして、声を上げる御者と陣頭に陣取る保安官・・・。
それぞれのドラマを一切の余計な説明無しで、感じさせてしまうのは驚きの一言。最も口数の多い巨漢ペテン師の台詞にたいした意味が無いというのもうまい演出。
180度切り替わる荒野の映像、そして、スピード感溢れるインディアンの襲撃にも感動した。
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