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[コメント] レナードの朝(1990/米)

希望があるから絶望がある。
ebi

そして絶望があるから希望がある。では絶望も希望もなかったらしあわせなのだろうか……?

人間は必ずしも希望へ向かって生きてるわけではないと思う。もちろん絶望に向かって生きてるわけでもない。その時々、ある時は希望の直中を、ある時は絶望の直中を、精一杯生きていくしかないのだと思う。

“救いはあるのか?” ……救いなんておそらくないだろう。ないだろうし、救う救われないって事でもないんだと思う。セイヤーがやった事をある人は残酷だと言い、ある人は立派だと言う。僕は責められないし、褒められない。でも認められる。精一杯生きる人間の行為だったと思うから。

人生を終える時、レナードがしあわせだったのかどうかはレナードしか分からない。人生を終える時、僕がしあわせだったかどうかは僕にまかせとけ。

いい映画をありがとう。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (7 人)いちたすに よだか イライザー7[*] ミッチェル[*] けにろん[*] 水那岐[*] kazby

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