北朝鮮絡みのテロを題材にした映画ってありそうで無かったような。これを見た多くの米国人が初めて北朝鮮の脅威を認識したなんてニュースも観た。確かに今の情勢から言ってもリアルな所があるかもしれない。

　　冒頭から前半はかなり飛ばして展開が早くなかなか面白かったんだけれど、後半に急速に失速してしまった。「北朝鮮は論理的に行動する相手じゃない」と劇中で言ってたみたいに、折角「北朝鮮」という面白い（と言っていいのか）素材なんだからもうちょっと北朝鮮の「論理的でない」部分を大袈裟に描けばいいのにな。普通のテロリストに見えたから。

　　大統領の息子がホワイトハウスの脱出経路だとか非常口の数だとかに詳しいというのが結局ほとんど役に立っていなかった。てっきり活躍するとか何らかのエピソードが出てくるもんだと思ったんだけど、あっさり脱出してしまった。