ビデオで借りて見たので、あまり恐怖心はなく、それよりもストーリーの組み立ての方に目が行ってしまった。。

○情緒不安定な時期も過去に有り、精神科に通った事のある 黒木瞳。

○子供の親権を争う調停。

○神経質そうで性格の悪そうな夫 小日向文世 。

っていう土台が有るのだから、

黒木瞳 をもう一度、情緒不安定の状態にさせ、親権を自分が得る可能性を大きくする為に、小日向文世 が色々な事を仕掛けているのかも知れない 。

という設定をもっと活用して欲しかった。

一応、劇中に 黒木瞳 が夫に向かって、赤いカバンの事を「あなたがやったんでしょ！」というシーンは有りましたが、それだけでは不満。

そのシーンまでに行くまでに、夫の仕業では無理。人間には策略できない出来事が行われた後なので、それはもう、観客達は「幽霊の仕業」と分っているので効果は無いと思います。。

「もしかして（ＴＶのＣＭも含めて）観客達に「幽霊の映画」と思わせといて 小日向文世が実は全て仕組んでいた「人間のエゴの映画」！！　「この映画を見終わった人はネタバレしないでください。」ってエンドロールが、もしかしたら出るのかも知れないな？」と本気で思わせて欲しかった。