ダークナイトでやや疑問を感じていたものの、クリストファー・ノーラン監督の時間軸のマジックの真骨頂といえる。４段階の時間がそれぞれに展開していく様は見事といかいいようがない。

この新しさ。面白さ。メメントで受けた衝撃以上の衝撃を心地よく享受。

ラストシーンの余韻の残し方までもって、秀逸。みんな、この映画を通してトーテムの動きに囚われてしまうようクリストファー・ノーランに「植え付けられて」しまったのだ。