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[コメント] スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)

見終わった後、家でエピソード1を見たら、めちゃくちゃ面白かった。ということは・・・。それにしてもヨーダ、つえぇ!
chokobo

はっきり言って面白くなかった。敵対するキャラとしてのクリストファー・リーも少し弱い。黒澤映画をモチーフとするルーカスの良さはここで表現できなかった。理由ははっきりしていて、師匠の黒澤監督もラブストーリーは映画化していない。イマジネーションがつながらなかったんだろう。

とはいえサーガである。

ライトセイバーを振りかざすヨーダをはじめて見ることができた映画。これは凄い。この対決シーンだけが映画の中心となっていて、このシーンがなければこの映画はただの軍隊のぶつかり合いになっていたでしょう。

25年も前からこのシリーズサーガをリアルタイムで見ている者にとって、このエピソードはどうしても避けて通れないエピソードとなっている。ジェダイの掟を破るアナキンを中心とする恋愛映画。お互いの破滅を予期しながらお互いを求め合う二人。このシリーズ唯一の恋愛映画でしたね。見事でした。

エピソード3は大悲劇になるはずです。でも楽しみですね。”a long time ago”に接近している感じがします。

複雑な思いもあります。これは前シリーズの時も思ったことですが『スター・ウォーズ』とはいったい何なんだ。それを如実にあらわにした映画でもある。クローンという設定は25年前もあった。それが今21世紀を迎え、現実となっている。そのクローンが、遠い遠いはるか昔の銀河系ですでに戦いとなっていたという、このサーガにまた新たな魅力を感じます。

ジョージ・ルーカスという人の恐ろしさを感じました。執念と創造。この人のかもし出す不思議な先見性と時代感覚。子供向けという単純なシステムに陥らない明確なコンセプトは、深く付き合えば付き合うほど考えさせられる部分が多くある。とてつもない才能ですね。

(評価:★3)

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