[コメント] クヒオ大佐(2009/日)
期待したほどのお話ではありませんでした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』でも書きましたが、この監督の作品に対する共通する感覚は「だからなんなの」という感情です。
見る側にこれを言わせたらおしまいです。才能に疑問を感じます。
もう少し期待していただけにとても残念。
実話に基づく原作に基づく映画、となると、原作を超えるにはきっと映画としての何かが必要だったんだと思うんですね。
唯一それを感じることができたのが、埠頭のシーン。
満島ひかりさんとのやりとりで、彼女が海に突き落とされるシーンがありますね。これは素晴らしいシーンでした。見事でした。満島ひかりさんの演技力にも依存していますが、ロングで捕らえた埠頭のシーンはこの映画の中で唯一映画的表現の一旦を感じさせるシーンです。
主人公がなぜ詐欺師になったからの理由にもウソがあって、それが少年時代のトラウマによるものであるのはトラックバックで表現できています。
ここで示される「空が青い」という概念についてもトンチンカンでありきたりな印象しかありません。
とっても面白くない映画でした。
2010/05/04 自宅
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