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[コメント] E.T.(1982/米)

異星人を異星人として扱っていない。最初主人公と異星人が遭遇した時、人間である主人公が異星人を見て驚くのはわかる。しかし異星人の方も主人公である少年を見て同じように驚いていた。何気ない出会いのシーンだったが重要なことが描かれていた。我々だけでなく向こうだって、はじめはこちらに対して「なんだこいつは!?」なのである。何でもそこから歩み寄りは始まる。このことに気がついて、映画の中に描いたのはスピルバーグが最初で、ひょっとしたら最後かも知れない。なんとも超脱俗的で豊かな発想である。
(★5 takud-osaka)

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