[コメント] ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー(1981/米)
「俺は誰にも雇われねえ!」プロの男の美学。『ヒート』の原点がここに。
アチチチ!マイケル・マンはとにかく熱い!金庫破りでもガス・バーナー全開!なにやらせても熱い男よ・・。
主演も「ミスター粗野」のジェームズ・カーン。一匹狼を貫く男の魂見せてくれます。
とはいってもラストに撃ち合いがあるだけで、けっこう地味にヒタヒタときます。 音楽を排して会話のシーンをひたすら追い続けるところが出色。 組織の親玉と夜の港(?)で駆け引きするところを望遠で抜いたり、夜のダイナーでネーチャン口説いてプロポーズするところを延々流したり。なんかクールでカッコイイ。 金庫破りのプロって設定のみならず、音楽いれずに会話シーンの積み重ねでキャラや状況を作っていくという、すでに『ヒート』の原型って感じの演出だ。
さすがに昔の映画なので、音楽はけっこうベタなタンジェリン・ドリーム。マイアミ・バイスちっくでもある。 それさえなけりゃ今見ても十分イケる映画。
この監督、「男の闘い」ばっかで女を排除してしまう。なんかトラウマあるのかしら?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。