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[コメント] トータル・リコール(2012/米)

「精錬」「ブラッシュ・アップ」とは何なのかと考えさせられた。前作のダサさやスケール感の無さ(笑)を払底し、自由落下機関も追加し、今時の社会問題さえ絡ませてあるのに、特に印象には残らなかった。前作の「要素X」は、一体どこで廃棄されてしまっただろうか。
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あの、「胸の多すぎるお姉さん」や、2ウィークスおばさんをフェイントの様に登場させる余裕もあり、「うむうむ、わかっとるよ諸君、君達の懐かしがってたのは・・・これだろう?」という製作者側の声が聞こえてきそうな卒の無さ、ある意味「プロの仕事」と言えるのかもしれない。ここまでやってもらって、それでもなお「前作にもいいとこが」と思ってしまうとすれば、それは当時のバーホーベンの「アマな部分」だったのかも!?

ただ、ラストはある意味前作以上に印象に残りました。

今までの全てが人工の夢かもしれないという事を示す、やけに明るいリコール社の看板をチラリと見る目と、「それでもいい、そんな事どうでもいい、今の自分が大事なんだ」とばかりにそれを無視する潔さというか男気(?)はコリン・ファレルの大成果ではと思います。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)サイモン64[*]

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